革靴に靴クリームの色が入らない時はどうすればいいのか

革靴,イメージ

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革靴に靴クリームを塗っても色がうまく入らない場合、考えられる原因はいくつかあります。

革の状態やクリームの選び方、塗り方が影響している可能性があるため、それぞれの対策を詳しく説明します。

目次

まず、靴の革の状態をチェックしましょう。

靴クリームの色が入りにくい原因の多くは、革が乾燥していたり、汚れていたり、保護層が残っていることです。

革が乾燥している場合

革が乾燥していると、靴クリームがうまく吸収されません。

この場合、まず革に潤いを与える必要があります。

以下の手順を試してみてください。

  1. レザークリームやレザーオイルで保湿する:革に潤いを与え、柔らかさを取り戻します。レザークリームやレザーオイルを薄く均一に塗り、しばらく放置して浸透させます。その後、余分なクリームを布で拭き取りましょう。
  2. 時間をかけて段階的に保湿:乾燥がひどい場合、1回の保湿では不十分なことがあるので、数日に分けて保湿を繰り返します。

汚れが付着している場合

革靴,イメージ

革の表面に汚れやホコリが付着していると、靴クリームの色が浸透しにくくなります。

この場合は、以下の対策を行います。

  1. ブラッシングしてホコリを取り除く:まず、馬毛ブラシで靴全体のホコリをしっかりと除去します。
  2. レザークリーナーで表面を拭く:革用のクリーナーを使って、靴の表面を拭き取ります。クリーナーがない場合は、水で濡らした布で軽く拭いても効果があります。

保護層や古いワックスが残っている場合

靴に古いワックスや防水スプレーの成分が残っていると、靴クリームの色が革に浸透しにくくなります。

この場合は、革をリセットする必要があります。

  • クリーナーを使って革の表面をリセットする:革用のリムーバーまたはデリケートクリームを使用して、表面の古いワックスや汚れを除去します。これにより、革が本来の状態に戻り、靴クリームの吸収が良くなります。

靴クリームの種類や色が合っていないと、色がうまく入らない場合があります。

革靴に合ったクリームを使用する

靴クリームには乳化性クリームと油性クリームがあります。

それぞれの特徴に合わせて選ぶことが大切です。

  • 乳化性クリーム:水分と油分がバランスよく含まれており、革に栄養を与えつつ保湿できます。普段のメンテナンスに適しています。
  • 油性クリーム:油分が多く含まれており、保湿と保護を重視したい場合に使用します。革が乾燥している場合には、油性クリームが有効です。

靴の色に合った色付きクリームを選ぶ

靴の色に合わない靴クリームを使用すると、色がうまく入らないことがあります。

靴の色に近いか、少し濃い目の色を選ぶと、色が入りやすくなります。

色選びが難しい場合は、以下の方法を試してみましょう。

  • 無色のクリームでベースを作る:無色のクリームで保湿を行った後に、色付きクリームを使用することで色が入りやすくなります。
  • 少しずつ色を調整する:異なる色のクリームを混ぜて、自分の靴の色に近づけることも可能です。

塗り方にも工夫が必要です。

革靴にうまく色を入れるためには、以下のポイントに気をつけます。

少量を何度も重ねる

一度に大量のクリームを塗るのではなく、少量ずつ薄く重ね塗りをします。

これにより、ムラを防ぎ、色が均一に入りやすくなります。

熱を使って浸透させる

革靴を温めることで、クリームの浸透が良くなります。

ドライヤーを使って靴を軽く温めるか、クリームを塗った後に手で温めることで、革がクリームを吸収しやすくなります。

ただし、温めすぎには注意が必要です。

磨くことで色を馴染ませる

クリームを塗った後は、布で軽く磨いて色を革に馴染ませます。

磨き作業を繰り返すことで、色が徐々に定着し、艶も出ます。

上記の方法でも色が入らない場合は、さらに次の対策を検討してみましょう。

染料を使用する

クリームだけで色が入らない場合、革用の染料を使用するのも一つの方法です。

染料を使うと、革の色をより深く鮮やかに染めることができます。

ただし、染料は一度使うと戻せないため、慎重に色を選ぶ必要があります。

専門店に相談する

自分で解決できない場合は、靴のリペア専門店に相談するのも良い方法です。

プロの手によるメンテナンスやリカラー(色の再塗装)を依頼することで、靴の色が美しく蘇ります。

革靴にクリームの色が入らないと感じたときは、革の状態を整えたり、クリームの選び方や塗り方を見直すことで対策できます。

定期的なケアを行い、革靴の美しさを長持ちさせましょう。

以上、革靴に靴クリームの色が入らない時はどうすればいいのかについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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